まず始めに行ったことは、他の先生方の活動レポートをよく読ませていただくことでした。一人一人の先生方が書かれた注意点と実際にお話を伺ったりした上で、テーマと進め方、資材、花材を決定しました。テーマとしてはフラワーカラーコーディネーター講座などで学習したことをもとに、「太陽の光の色のお友達」ということで、黄・橙の花材を中心に集めました。また、器はラッピング用紙で作っていただくことにし、撥水加工の施してあるサーモンピンク。オレンジのリバーシブルのラッピングペーパーを選び、止める資材にはモールを使用しました。モールは柔らかく、失敗してもやり直しやすいと考えたからです。また、それとは別に片端をワイヤリングしてスポンジに挿せるようにしたモールも用意し、ジグザグ型やバネ型、丸型など思い思いの形を作ってもらい、お花の間に飾ってもらおうと考えました。少しでも、何かを自分で作るという体験をしていただきたかったからです。他に少しでも華やかになればと、リボンもワイヤリングをしてスポンジに挿せるように準備しました。
予定人数20名ということでしたが、都合で一斉に始めることができず、来られている人からということになり、少し人数が少なくて寂しいなとは思いましたが、大きな声で、楽しげにということを心がけ、まず、知っている花の名前はありますか?という問いかけに、口々に紅花、透かし百合、カーネーションなど、凄く嬉しそうに答えていただき、一気に場がなごんだように感じました。そして、お花の力ってありがたいなとも感じました。ラッピングペーパーで器の作り方、リバーシブルの色の出し方を説明し、一人で作ることが難しい方は助け合いながら作っていくと、それだけで明るいイメージになりました。また、個性のあるものを作ろうと皆様色々ためされていたように思います。次にスポンジに挿すときの注意点や保水についてと、高さ・幅・F . P . を決めることだけを説明し、後は見回りながら、アドバイスさせていただきました。遅れて、他の患者の方や看護師の方が参加されました。そこで、少し早めに終了しそうな方に手伝っていただき、作り方の説明や作る補助をしていただきました。 |