9月28日に、「中秋の名月と灯り 沖縄お月見料理と」と題して、倉敷市にある沖縄料理店を貸しきって会場装飾の実習を行いました。このお店は、窓が大きく東側にあり、お月見をするのにぴったりの場所で、沖縄の家屋のように開放的な空間で、フローリングのリビングのようなイメージの場所です。お月見が一番似合うと考えました。お月見ということで、ススキやコスモスなど『秋』を感じさせる花材をふんだんに使用することにしました。花材から、屋外で食べるようなイメージにするために竹の皮を使った器もデザインし、後でアレンジメントの器として使えるようにしました。キャンドルも桔梗の形をしたもの、まん丸なお月様のようなものなどいろいろと準備しました。当日は雨で、月のないお月見になりましたが、キャンドルのおかげて幻想的なものになりました。
この時のレッスンには、暗いところでどのようにして、灯りをとったらいいのがわからないので、プロのカメラマンの方に、簡単に上手に撮れる方法を教えていただき、今後ウェディングのキャンドルサービスなど上手く撮れるようになったのではと思っています。
この実習を通して学んだのは、実生活での花の生かし方だったと思います。アレンジメントのレッスンに通って来られている方は、テクニックの習得を望まれる方が多いように思いますが、本来の生活での名脇役という花の役割も理解していただけたのでは・・・。私も、教えるという生活になって初めて、このように現実の場所に生かせるレッスンをして、今後の課題をいっぱい見つけられたように思います。いつも協会の研修会などでも問題提起されているイメージを形にするということをどのように指導していくかということを来年は考えていってみたいと思います。 |