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ニースのフラワーカーニバルと花市

FDA認定校 AMAYA華デザインスタジオ 主宰 天谷 順子さん(栃木県下野市)

2月にニースで開かれた春を告げるお祭り『フラワーカーニバル』をご紹介します。ニースの海岸沿いのプロムナード・デ・ザングレと呼ばれる散歩道にあるアルベール1世庭園前を20台ものフラワーカーが巡回するお祭りです。
カラーでグルーピングされた数個のアレンジメントが車に立てられたネットに取り付けられ、仮装した人が車からミモザの枝を投げて、春の訪れを祝います。地元の人も観光客も一体になり、星形や色々な形に切り抜かれた紙吹雪(?)をまき散らし、細かいカラーゴムのようなものが噴出すスプレーを所構わず吹きかけて盛り上がります。仮装してパフォーマンスをするグループも一緒に巡回して、とても見ごたえのある楽しいお祭りでした。

ニースのフラワーカーニバルと花市 ニースのフラワーカーニバルと花市

観覧席の上部から見たため、見下ろす形になりましたが、歩道から見上げた方が迫力があり、ミモザも拾えてよかったかなと思いました(但し1時間立ちっぱなしになりますが・・・)。
通りから一本入った旧市街のサレヤ広場では朝市が開かれ、半分が花市になっていました。切花だけでなく、花束にラッピングされたものや、アレンジされた完成品が多かったのが、印象的でした。ユーロが高いためか値段は高めでしたが、小さいものから大きいもの、フレッシュだけではなくドライやアートの作品も売っていました。
町のフラワーショップはブティックのようにウィンドウディスプレイがなされ、歩道が狭いせいか、外にお花が出されていないため、中を覗かないと花屋とはわからないくらいです。当日は曇りだったので、晴れていれば海がもっときれいに見え、リゾート地ニースの良さが満喫できたかと思うと少し残念でしたが、やはり“ブルジョアの町”という感じでした。

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